3分で教えます! vol.6 「ICTにおいてIoTの普及が進みユビキタス社会を実現」を読み解く!

3分で教えます! 第6回は巷に氾濫するIT関連の用語をわかりやすく説明します。
まずはこの記事にあるタイトルをざっくり理解できるようにしましょう。
正直IT業界の略語やら概念は入れ替わりが激しく、ほぼ同義の言葉の言い換えも多いので
概要を掴んでもらえれば十分だったりするものも多いのです。

ICTにおいて

これはもう一言で、一般的な言葉である「IT」と置き換えてしまって問題ありません。
具体的にいうと、ICTはInformation and Communication Technologyの略語で日本語訳では「情報伝達技術」。国際的にこちらの用語が一般的になってきていることから日本でもICTで統一していこうという動きになっています。総務省の指針「IT政策大網」は「ICT政策大網」というようにITからICTに置き換えられていっています。でも経済産業省ではどちらの言葉も使われていたりします。つまり大筋においては「どっちでもいい」状態です。
個人的にはまだまだ世間一般では普及しきっていないと思うので会話などで使う際は「IT」が無難かと思います。
(正しいことを言っていても普及していない言葉を使って、逆に「誤解している人」のように思われるのも癪ですし、ね)

IoTの普及が進み

この言葉はよく耳にするのではないでしょうか。家電メーカーや通信事業者の方針発表などで「わが社はIoTを推し進め・・・」とか「IoTの波に乗り云々」といった感じです。
IoTはInternet of Thingsで、「モノのインターネット」と訳すようです。一般的には前置詞は略語に含みませんが、それだとITになってしまうので、小文字でoが入ります。
この場合のモノはありとあらゆるモノを指します。
みなさんの身近な生活でいうと家電などが当たりますね。職場にいながらエアコンのコントロールが出来たり、子供の帰宅状況が把握できたりと各デバイス(機器)同士をインターネットでつなぎ、アプリを通じスマホでコントロールする構図が広がってきています。
日常会話で使うとしたら・・・うーん・・・ちょっと思いつきません。
私たちの生活はIoTによって便利になっている、という程度の認識でいいのかなと思います。

ユビキタス社会を実現

ユビキタス=ubiquitousで「いつでもどこでも、それが存在していること」を指す英語の形容詞になります。
その他大勢の類似した言葉が名詞であるのに対してこの言葉は形容詞なので状態を表す言葉、というのが特徴ですね。
そういう意味では最近ニュースになっている大手通信事業者のテザリング有料化はこの流れに逆らっている、という見方もできます。ユビキタス化が当たり前になっているからこそ、それに逆行していると違和感を感じる世相になっているわけです。つい十数年前のダイヤルアップ接続の契約などは「最初の2時間分は無料」でそれ以降は有料が当たり前だったわけですから。

いかがでしたか?

今回は私自身もややこしいなあ、と感じていた3つの言葉を取り上げてみました。おそらく数年後にはこれらに取って変わる言葉が生まれているのでは、と考えています。時流に乗り遅れないよう私自身言葉に敏感でありたいと思っています。気になる言葉があればまた取り上げますので楽しみにお待ちください。

ちなみに記事のタイトル 「ICTにおいてIoTの普及が進みユビキタス社会を実現」を日常に変換すると
・そこでも全然繋がるから仕事できるね。じゃあ今日中にメールで送ってください。
・このアプリ便利。入れといたら?
といった感じになります。意識せずともみなさん理解して使いこなしてます!

これからも色々なテーマを取り上げていきます。リクエストなどあればページ下部のコメントから送ってください!


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