3分で教えます! vol.18 「KOLというインフルエンサー」

SNSの普及は私たちの生活スタイルを大きく変えています。技術の進歩とともに必要とされる人材・役割も多種多様となってきています。今回はSNSと密着したビジネススタイル、KOLを取り上げます。

KOLとは

KOLとは
K ・・・ key
O ・・・ opinion
L ・・・ leader
の略です。もとは医療業界での用語で製薬企業の販売促進において影響力を持つ医師など専門家のことを指す用語となります。
その業界・分野においてのご意見番・発言力のある人、というイメージでしょうか。
そんなビジネス用語であるKOLですが、近年は解釈が広がってきています。
KOLと似た言葉にインフルエンサーという言葉があります。流行を生み出すもとになるもの、影響力のある人などを指す言葉ですが、最近では著名なyoutuberやフォロワーの多い芸能人などがそれに当てはまるようです。

さて、冒頭のKOLですがここ最近ビジネスで注目されており、狭義では中国でフォロワーを多く持つSNSのユーザーのことで、その人を活用して商品の売り上げやイベントの告知を行い、売り上げ増に結びつけるビジネスが注目されています。

KOLと業界

SNSを利用したKOLビジネスですが、特に相性がいいといわれているビジネスが、
・旅行
・ファッション
・グルメ
・その他趣味もろもろ
と言われており、中国の市場に進出もしくは中国の市場の取り込みには無視できない存在となってきております。
その影響力や1兆円市場との声も!

当然KOLごとに得意分野があるので、KOLの力を借りたい企業は誰とコラボするかを見極めオファーするわけですが著名なKOLだと代理店を通すことになるようです。そこで戦略・戦術をすり合わせ、あとはKOLに記事を投稿してもらい、反響を待つ、という流れです。
しかしそこは異国間でのやりとりですし、人気商売。
うまく意図が伝わらず思ったような結果が出ないことや約束していた内容が履行されない、もしくは不正なやりかたでの反響操作などが行われていることもあるとのこと。
法的な整備が必要なのか2国間のビジネス感の相違なのか、問題はまだまだありそうですが何より手軽でスピーディー、型にはまったときの相乗効果などはかなりのものがありそうですね。

人類総数値化社会?

今では市場のターゲットは中国、ということになっていますが、SNSは世界共通の仕組みですし、いずれは言葉の定義としてグローバルなものとなりそうなKOL。
言い換えれば昔からある「口コミ」と仕組み上変わりありませんが、フォロワー、いいね、など規模が定量化された結果、得られる効果が公式化されているのがわかります。
KOLという存在に、ドラゴンボールでの戦闘力のようにこれからは人の価値が個々に数値化されていく時代なのかもしれない、と考えさせられました。

いかがでしたか?

今回はKOLというテーマを取り上げてみました。先日の台風の影響で関西を中心にインバウンドにブレーキが掛かっていますが、時代の流れとして国際化が止まることはありません。
KOLというキーワード、より身近になっていくのではないでしょうか。

これからも色々なテーマを取り上げていきます。リクエストなどあればページ下部のコメントから送ってください!

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