スパコン 京を見る最後のチャンスです! (11/23 於:神戸)

スーパーコンピューター、いわゆるスパコンの京(けい)をご存知でしょうか?
スパコンとは科学技術計算を目的とした大規模コンピューターで、国家プロジェクトなどにも関わる情報処理分野においては最先端の分野で使用されるコンピューターになります。
京は浮動小数点演算(小数点同士の演算)を1秒間に1京回行えるスペックを備えているモンスターマシンです。
京(けい)は千兆の次の単位で10の16乗、ということになります。1秒間での計算回数が1京回と言われてもピンとこないレベルですね。
2020年以降にさらに100倍性能を向上させた「ポスト京」というものも出てくるようです。

京を見る最後のチャンスは11/23

そんなスパコンの京の外観が見れる一般公開が2018/11/23に開催されます。
(通常一般公開されているのは実物ではなくてラックの模型など擬似的なものとなります)
実物が見れるのは年1回のみ。しかも京が見れるのは2018年の今年が最終日とのこと。
個人的に興味があるので行ってみようと思いますので、またこのページでもレポートします!

公開日:2018/11/23
施設:理化学研究所 計算科学研究センター
場所:神戸市中央区 (ポートライナー 京コンピュータ前駅)

プログラムはこちらから(http://www.r-ccs.riken.jp/jp/outreach/library/event/openhouse2018.html)


見学以外にもいろいろプログラムがあるようです。

京の歴史

京がプロジェクトとして動き出したのは2005年ということで比較的歴史は新しいものとなります。(IT機器の寿命が5~7年と言われているので同じようなものかもしれません)
官民共同でプロジェクトは進められ、途中NECの撤退などトラブルがあったり、当時の政権・民主党の事業仕分けの対象となったりと紆余曲折を経ながらも2011年には機能の試算結果が世界一を記録したりとその性能を世界に知らしめたのでした。
現在でもランキングで上位に位置しており日本の情報処理分野においての技術力の象徴となっている、と言えるのではないでしょうか。
ちなみにハードの構成としては
・全体で864ランク
・CPU数は88,128個
と一般のPC利用者からは想像がつかない構成となっているようです。
(なので一度見ておきたいと思ったのですが)

京は何に使われている?

とてつもないスペックを備えている京ですが我々の日常に直結こそしないものの関わりはあります。
主にシミュレーション部分で膨大な数の計算が行われる際に実力を発揮。
地震発生の確率の計算や被害のパターンシミュレーション、台風などの気象分野、医療分野・軍事分野でもその計算能力を見込まれ研究が続けられています。
また最先端の技術が使用されているのが特徴で京で実証された技術が私たちが使用しているサーバーやパソコンにも適用されていき日常生活でのIT化という側面での恩恵を受けているのです。

常に限界を危惧されながらも想像以上の速度で進化し続けているIT技術。
その最先端に触れるチャンス、近隣の方は一度足を向けてみてはいかがでしょうか?


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