プロジェクトマネージャー試験に挑戦します!

2019年4月21日に実施されるプロジェクトマネージャー試験を受験することにしました。
取り組みや状況などホームページを通じてお伝えしていきます。

プロジェクトマネージャー試験とは

情報処理技術者試験のひとつになります。
IT関係の国家資格である情報処理技術者試験はランク別に階層が分かれていて、最上位のものは分野ごとに独立した資格となり、
今回受験する「プロジェクトマネージャー」は最上位に位置するPM職の専門資格となります。


(参照:IPA情報処理推進機構)

上記が情報処理技術者試験の構成図となります。

エンジニアの資格ルートとして標準的には、

ITパスポート(昔のシスアド)

基本情報技術者

応用情報技術者(昔のソフトウェア開発技術者)

それぞれのスキルパスに応じた高度資格

となります。
応用情報技術者までは取得しているので、今回はその上位の資格であり今までの職歴でもっとも経験してきた(かつ苦労してきた)プロジェクトマネージャーに挑戦しようということです。

試験内容

さて、そのプロジェクトマネージャーですが高度資格と言われるだけあり、難関資格とも言われています。
特色としては、

1.試験が4つあり、それを1日で行う。(部分免除制度あり)
2.特に午後問題は記述のみの問題。ひとつの解答が2000文字程度の論文レベルになるものもある。
3.合格率は15%程度
4.当日不参加が多い(これは情報処理技術者試験すべてに言えますが)

まず1.の試験の種類ですが、午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱと分かれています。
午前Ⅰと午前Ⅱは選択式でIT全般を含めたプロジェクト関連の問題です。

午後Ⅰ、午後Ⅱは長文問題を読み解き、問に対して記述で答える形式になります。

情報処理技術者試験の中では一番文系寄りの分野と言えそうです。
受験者の平均年齢が39.9歳とかなり高めの資格であることも特徴のひとつと言えるかも知れませんね。

勉強の仕方

この資格のポイントは何はさておきPMBOKと睨んでいます。
PMBOKとはPMIという団体が策定した「プロジェクトの知識体系と応用のためのガイド」になります。

プロジェクトを進める上で必要となるプロセス(手順)を定め、そのためのインプット/アウトプットにはどのようなものがあるかを定めています。

プロジェクトと一口で言っても、規模が違ったり、関与している企業が違ったり、企業風土があったりと様々ですが、
PMBOKはそれらを成功に導くための標準的な手順・仕組みを定めたものです。
プロジェクトマネージャーと言われるプロジェクトの遂行責任者はその状況に応じて必要なプロセスをPMBOKから適用して、状況判断を加えてうまく運用する必要があります。いわばPMBOKはプロジェクトのベストプラクティス集、といったところなのです。

結構現場のプロジェクトマネージャーは経験と勘、独自のやり方で進めてしまいがちになりますが、資格である以上、こういった正式な規格・規則に基づく必要があります。

PMBOKはプロジェクトのライフサイクル(開始から終結)を5つのステップ(立ち上げ→計画→実行→監視・コントロール→終結)に分けており、
それぞれのフェーズで品質はどうするか、コミュニケーションはどうするか、リスクはどう対応するのか、などを分けて考える仕組みとなっています。

ただ、PMBOK自体が800ページ近くあるのでそれをベースにした参考書で学習を進めています。
■プロジェクトマネージャー教本

今回はこの冊子をベースに進めています。

まだ読了していませんが、個人的には「現場ではこういう運用をしがちだが、本来はこうするべきである」といった筆者の体験談が自分のそれと一致していることが多く、目線が合っていると感じているので今のところ不満はありません。

またポイントなる記述式の書き方なども参考事例が多く取り組みやすい、という印象があります。

今回は午前Ⅰ試験が免除されるので、午前Ⅱからの3つの試験の受験となります。
残り約1ヶ月。
また進捗があり次第、記事にして投稿していく予定です。


返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です