先日2/20に販売士(リテール・マーケティング)1級を受験してきました。
合否はまだわかりませんが、当日の様子を報告します。
まずは会場へ
1級試験は午前と午後の部に分かれていて、午前は9:30からのスタートです。
2級,3級はほとんどの商工会議所で開催されていますが、1級はかなり限定されていてちょっと遠方の大きなところまで行かないといけませんでした。
私の場合は神戸商工会議所。最寄ではありませんので早めの準備。
過去の統計から予測はしていましたがやはり1級は受験者が少なく、2級,3級は大会議室のようなホールで2百人前後?くらいはいそうでしたが、
1級は20人程度で小会議室での会議。
うち5,6人は当日欠席していました。情報処理試験ほどではないですが、販売士も一定数の棄権者がいるようです。
男女比は2:1といった感じでしょうか。
あと、試験日が平日というのも申込者が少ない原因になっているかもしれませんね。
午前は3科目です
まずは9:30からの午前の試験に挑みます。
・小売業の類型
・マーチャンダイジング
・ストアオペレーション
の3科目が対象で、これら3科目をまとめてやります。
というのも問題用紙と解答用紙がそれぞれ3科目で1冊になっているので、科目というより大問1、2,3という感じに近いです。
試験時間もそれぞれ40分の計120分をまとめて使う仕組みです。
午前の問題はこんな感じです。(問題は持ち帰りになります)
中小企業診断士などだとそれぞれの科目で区切られるので、ちょっと特殊な感じがしますね。
開始30分経過後は退室OKとなります。
過去問など見た方はわかると思いますが、記述があるとはいえ問題数も少ないためかなり時間は余り気味です。
見直しと問題用紙への回答の転写も終わったので、そこで退出しました。
午後の科目もあるので会場に残って時間を潰すよりも次に備えるほうが有用と判断。
ただ、午後が13:00からなので、2時間近く間が空くことになります。
ちょっと集中力・緊張感が持続するかが不安なところでした。
午後は2科目
13:00までのあいだは近くにあった喫茶店に籠もり、最終のチェック。
午後は以下の2科目です。
・マーケティング
・経営・販売管理
お昼はあまり食べない習慣なので昼抜きでそのまま試験会場へ。
午前と同様2科目が1冊子になっていて80分の勝負となります。
午後もやはり時間が余ったので早めの退出。以上で試験完了となります。
1級は午前・午後となるのでやはり1日仕事に近い形になりました。
試験終了後特有の開放感を味わいながら、自己採点をすべく家路へと就くのでした。
で、試験の所感を以下に記しますね。
所感
全体の難易度は例年通り。選択式である客観問題は答えがはっきりしている問題が多く感じたのでやや易化しているかも。
計算問題も全体通して1問のみで、これは過去とはちょっと違った傾向といえるかもしれません。
個人的にはROIに特化した問題やバリアフリー法の問題などは手薄だった分野なので、ちょっと点数を落としてしまった部分になります。
ただ、例年ハンドブックに載っていない問題も一定数出る以上すべてを押さえることはできないので仕方ない、と割り切ってますが。
記述については、マーケティングに出たCVSの革新構造、イベントベース・マーケティングはかなり盲点でした。
あとで見返してみるとハンドブックからの抜粋だったようですが、この細部までは落とし込んでいなかった。
なんとか回答は埋めましたがこの問題に関しては及第点に達しているかは自信薄。どう採点されるかで点数がかなり変わりそうな部分です。
押さえるべきポイントの問題は押さえられたのであとは上記のような問題がどう結果が出るかにかかっている、といった感じでしょうか。
記述式が半分の点数を占めるテストである以上、はっきりと合否の感触を掴めないのがこの試験のしんどいところです。
今回はテキストを回すことと過去問題を中心に取り組んだのですが、市販されている予想問題集にも比重を置いたほうがよかった、というのが反省です。
あとで見返してみると本試験とかなり類似した問題が多かったので。
今回で合格していればもちろん一番いいのですが、もし次回もあるようであれば活かしたい反省点になります。
ちなみに1級については予備校などによる解答速報はないようです。(2級・3級はユーキャンなどで即日発表あり)
(日経MJ紙に3月上旬に掲載されるという情報もありますが、あまり定かではありません。)
結果発表は4月3日。
それまでは落ち着かない日々が続きそうですが、4月に受験予定のプロジェクトマネージャーの勉強に気持ちを切り替えていきます。
また合否はこのブログで報告します。