IoT検定対策 「ネットワーク」のポイントをまとめてみました

先日無事合格できたIoT検定。合格のための抑えどころを章ごとに列記していきます。
これから受験しようと思っている方、興味のある方の参考になるように。(個人的な主観の内容となりますのでご注意ください)

ネットワーク

第4章はネットワーク。IoT機器はすべてネットワークにつながっている必要がありますので、IoT分野においては軸となる分野となります。
以下主要なキーワードです。

UDP
・・・一般にHTTPの世界ではTCP/IPを利用しているが、IoTにおいては、軽量で省電力であることが求められるため、UDPの採用が増えている。とはいえ、HTTPに対応したNW機器や既存機器との兼ね合いもあるので、HTTPも需要はある。

携帯電話の通信規格
・・・3G→4G→5Gと進化。5GはIoTを想定しており、通信速度と省電力性がより求められている。LTEは性能的には3.9Gの位置付けだが、4Gとして認められている。

フォグコンピューティング
・・・エッジコンピューティングの進化系として、分散処理を行い基盤であるプラットフォームの負担を少なくすることを考慮した設計。処理の即時性と耐障害性を高める効果を期待。

LPWA
・・・Low Power,Wide Areaの略で、省電力で広範囲をカバーする無線通信プロトコルの総称。広範囲に設置したIoT機器に対してカバーできるような利用を想定。

Wi-SUN
・・・LPWA規格のひとつ。日本での周波数は920Mhz帯を使用していて、IPv6に対応。東京電力が無線規格として採用している。

Bluetooth
・・・無線通信規格のひとつ。現行でも広く浸透している規格で、次世代の5.0では数百メートルの通信が可能となる予定。干渉を防ぐため、周波数ホッピングという通信方式を採用している。

6LoWPAN
・・・IPv6、省電力、メッシュネットワーク。IPv6の体系で多:多であるメッシュネットワークを容易に構築することができる。

4章あたりから専門的な用語が増えてきて、暗記だけでは対応できない分野になってきます。ネットワークにおいては、OSIの7階層やネットワーク機器、LANの構築設計などの基礎知識がないと理解困難かもしれません。
まだまだ一般では耳にすることの少ない規格が多いですが、とにかくIoTにおいて重要な”省電力と広範囲”に着目してそれぞれの規格の性質、利点などを抑えておくことが肝心になります。
試験受けられる方、1発合格目指して頑張ってください!


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