【旅行記 vol.2】別館も見逃せない! フランス軍事博物館レポート フランス編

久しぶりの更新となる旅行記ですが、今回は昨年行ったフランスの軍事博物館を紹介したいと思います。
フランスといえばエッフェル塔、凱旋門、ルーブル美術館、ヴェルサイユ宮殿など世界的に有名なスポットが数多くありますが、
今回紹介する軍事博物館もなかなか歯ごたえのあるスポットですよ。
そこそこ軍事マニアな自分でも十分すぎる内容でした。
ちょっと人を選ぶテーマかもしれませんが、機会があればぜひ行ってみてください。
(例によって当時のスマホを紛失したので、掲載している画像はホームページなどからの抜粋になります)

まずは諸情報です

立派に日本語の公式ホームページがあります。公式ホームページ
この軍事博物館ですが扱っているテーマは幅広く、中世から世界大戦までをほぼ全時代カバーしています。
なのでどの層の方でも楽しめるかと。
うる覚えですが料金は1,500円程度。
地下鉄アンヴァリッド駅から徒歩5分程度で、パリ中心部からも近い場所にあります。

(参照:公式ホームページより。門から見た正面図)

入り口から緊張感・・・

当日はフリーな日だったので朝一から訪問。
開場の30分ほど前に着いたのでとりあえず門のところに行ったのですが、守衛二人に門を遮られ銃を向けられる事態に!
焦りながらも観光客であること、この先にあるミュージアムに行きたいだけ、ととにかく怪しいものではないことを全力アピール。
まだ開場時刻ではない、とだけ告げられ何事もなく終わりましたが自分が海外に来ていることを改めて思い出した一幕でした。
開場までの時間、周辺を散策していましたが市内一面に噴水があったり芝生がきれいに整備されていたりフランスらしいと思いながらの散歩でした。

時間が来たので再度入場。
今度は銃を向けられることなくすんなりと通してもらいました(当然ですが)。
門から美術館まで歩いて五分程度。その間も脇に戦車のレプリカがあったり砲台が備えられていたりと気分が高揚してきます。
ただ平日の朝一から軍事博物館に勇んで行く人なんてそうそういないようで、10時に入場した人は私一人だけでしたが・・・

(参照:公式ホームページより。フランスのルノー戦車。入場してすぐにこの戦車が迎えてくれます。ルノーってことはカモさんチームですね)

まずは古代~中世エリアから

建屋は口の字になっていて右側からぐるりと1周する構成になっています。
館内は全体的に暗めの照明で、ちょっと気分が重めな雰囲気になります。
まず驚くのは圧倒的な展示数。決して大きな部屋ではないのですが一面びっしりと甲冑が並んでいます。
数に圧倒されながら見進めていましたが、正直大小以外の違いはわからずざーっと見て進むだけになりました。
ほんとどこにこれだけの数が残っていたのだろう、と感心するくらいの数。
またオリエンタルという扱いで日本式の鎧や刀も展示されています。

(参照:公式ホームページより。びっしりと並んだ甲冑に囲まれてしまいます)

(参照:公式ホームページより。このほかにも火縄銃なども結構な数がありました)

近代~世界大戦へ

ここでは2つの世界大戦をテーマに展示が工夫されています。
特に圧巻なのが第2次大戦で、フランスを主体に構成されているとしたらドイツに占領されていた時期が長いので
第2次大戦=レジスタンスの歴史、
となるのかなと思っていたのですが、実際はそうではなく大戦全体をとらえたものに。
(といっても主体はヨーロッパ戦線が主ですが)
各戦線ごとにジオラマがあり、時代解説の音声案内があり、とかなりの充実ぶりです。
またスポットごとにプロジェクターで当時の映像が映し出されていて、全部見ていると軽く半日は使いそうなボリューム。
この世界大戦だけでフロア3つが使われているので如何に歴史上インパクトのあった出来事かを改めて感じました。
当然広島・長崎の原爆も最後のほうには出てきます。うる覚えですが戦艦大和もあったような気が。

ざっとここまでで本館は終わりですが、この美術館にはいわゆる別館があります。
もちろんそこにも行ってきました。

別館はかの有名なあの人のお墓です

本館からちょっと歩いたところに別館が建っています。
正直ちょっと注意深くないと見落としてしまいそうな存在なのですが、
その別館はなんとあのナポレオン1世のお墓です!
歴史的にすごい遺跡なのでは、と思うのですがあまり大きくは扱われていません。
私も中に置いてあるパンフレットを見て初めて気付き、ついでにしては価値が大きすぎる!とすごくテンションがあがったものです。

あの歴史的英雄のナポレオン。1日3時間しか寝なかったという伝説のナポレオン。
(余談ですが、アニメルパン三世にナポレオンをモチーフにしたキャラクタが出てきます。が、彼は1日3時間しか起きられない、という設定です)

で、下の画像がナポレオンのお墓です。

正直この画像では迫力が伝わらないのですが、高さはフロア2階分は優にあり円状の通路に対して吹き抜けのようになっていて、
かなりの威容を醸し出しています。
収容されているドーム教会も格調高い様式で中世~近代のヨーロッパ、という時代に浸ることができる空間になっています。
博物館に行った際には絶対に見落とさないように!

所要時間:3時間から一日

というわけでフランスの軍事博物館を紹介しました。
ほんとの駆け足なら3時間ほどで一巡はできますが、普通に見て回ると1日近くはかかります。
フランスには世界的名所が多過ぎて隠れたスポットとなっている軍事博物館。
ちょっと人とは違ったフランス旅行をしたい人にはおすすめスポットです!


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