2019年2月20日に実施されるリテールマーケティング(販売士) 1級を受験することにしました。
取り組みや状況などホームページを通じてお伝えしていきます。
今回は第4章「マーケティング」についてです。
マーケティング
基本的に暗記項目が多い科目ではあります。
ただし小売に特化した内容と経済学一般の内容が混在してくる分野となりますので頭の中での棲み分けが必要になります。
使った書籍は以下の通り。
■予想問題集
■キーワード集
試験内容
これはそのほかの科目にも共通ですが、客観式といわれる選択式の問題で50点、記述式で50点となります。
客観式(選択式)は一般的な暗記で対応、となるのでしょうが記述は一工夫がいりそうです。
実際の過去問題からの抜粋ですがこういった内容であれば暗記での対応が可能と思われますが、
こういった問題はそれぞれの暗記した内容に加えて相違点などを抽出する必要があります。
それに加えて上記のような問題は時事状況についてもアンテナを張っておく必要があります。
記述については頭で考えることに加えて実際に筆記してみて慣れていくことがなにより肝心です。
その際、題目となる項目に対して公式ハンドブックに載っているキーワードを盛り込むようにすることを意識しています。
(記述式の採点として
記述式は大問が2問のみで各25点とかなりのウェイトを占めるので対策の必要な分野です。
加えて回答しやすい把握している題目が主題されるかどうか、といった運の要素もあるかもしれませんね。
勉強の仕方
マーケティングについては歴史が古く、理論なども多々提唱されているので時系列を抑えておくことを意識する必要があります。
たとえば、
・1960年以降は経済成長を背景に
↓
・時代とともに趣味・嗜好の多様化が進み、
(顧客心理の研究・市場調査が必要となる)
↓
・時代に合うライフスタイル・テーマを小売から提案し、
(インストアマーチャンダイジング、LsAなど)
といった流れです。
とにかく背景には、”黙っていても作れば売れる時代はもう過ぎているのでこれからは小売自身が創意工夫し、顧客に必要とされる存在となっていくよう絶えず努力を続けなくてはいけない”、というメッセージがあります。
社会学・心理学といった分野の言葉も出てきます。
CRM、デモグラフィック、サイコグラフィック、LsAなどがキーワードとしてよく出てくる言葉になりますので、
概念を説明できるようにしておく必要があります。
また、小売にフォーカスした内容としては、
商圏の設定の仕方や集客力を統計的に算出する小売引力の法則やハフの確率モデル、といった数式も出てきます。
数式自体はかなり難解なものなので、効用と理屈、インプットとアウトプットを重点的に抑えましょう。
そのほかチラシ広告の作成手順や市場調査するためのインタビューの手法などは小売(特にスーパー)ならではの内容といえそうです。
あくまでひとつの職能に過ぎないマーケティングがひとつの試験科目として独立しているだけあってかなりボリュームがある科目になっています。おそらく5分野のなかで一番ボリュームがあるのではないでしょうか。
それくらい小売にとってマーケティングは重要な要素であるということがわかります。
試験勉強を開始してから約2か月。
今は最終科目「販売・経営管理」を進めていますが、正直このマーケティングが一番しんどい科目でした。
概論かと思えば、各論でもあったり全体像が見えにくい、それに加えて量が多くなかなか終わりが見えない。
販売士試験においての大きな山場となっていそうなマーケティングですがどの世界においても共通して必要な分野となりますので頑張って乗り越えていきましょう。
試験まであと約1か月。
そろそろ過去問や練習問題にも目を通し始めないと、です。