販売士1級 「販売・経営管理」の試験対策・勉強方法

2019年2月20日に実施されるリテールマーケティング(販売士) 1級を受験することにしました。
取り組みや状況などホームページを通じてお伝えしていきます。
今回は第5章「販売・経営管理」についてです。

販売・経営管理

いよいよ最後の第5章。
都市計画法や建築基準法、経営理論が出てきたりと専門的なカテゴリが出てくる分野になります。
使った書籍は以下の通り。

■予想問題集

■キーワード集

試験内容

これはそのほかの科目にも共通ですが、客観式といわれる選択式の問題で50点、記述式で50点となります。
客観式(選択式)は一般的な暗記で対応、となるのでしょうが記述は一工夫がいりそうです。

“P.F.ドラッカーは、賃金を支給される職務における責任と義務について、「コミットメント」、「レスポンシビリティ」、「アカウンタビリティ」の3要素をプロセスとして捉えることを提唱したが、これはチェーンストアなどの小売企業のマネジメントにおいても重要な要素である。3要素の意味をプロセスと関連づけて、それぞれを所定の解答欄に記述しなさい。”

実際の過去問題からの抜粋ですがこういった内容であれば暗記での対応が可能と思われますが、

“百貨店の仕入れ方式である委託仕入と消化仕入について、共通点と相違点を、答案用紙の所定欄に、それぞれ1~2行程度で簡潔に記述しなさい。”

こういった問題はそれぞれの暗記した内容に加えて相違点などを抽出する必要があります。

“近年、日本の小売業の海外進出(中国、ASEAN)が活性化している。こうした傾向に対する社会的要因を中心に国内要因と現地要因に分けて所定の解答欄に2行で記述しなさい。”

それに加えて上記のような問題は時事状況についてもアンテナを張っておく必要があります。

記述については頭で考えることに加えて実際に筆記してみて慣れていくことがなにより肝心です。
その際、題目となる項目に対して公式ハンドブックに載っているキーワードを盛り込むようにすることを意識しています。
(記述式の採点として回答内のキーワードの有無は重要となります)

記述式は大問が2問のみで各25点とかなりのウェイトを占めるので対策の必要な分野です。
加えて回答しやすい把握している題目が主題されるかどうか、といった運の要素もあるかもしれませんね。

勉強の仕方

これはほかの分野と比べて内容が汎用的で、たとえば中小企業診断士の「経営理論」科目などと内容が重複したりしています。
なので、他の資格で経営理論などを学んでいる方は有利になる部分かと思います。
あとは、都市計画法の用途区分が出てきたりします。これは1章の「小売業の類型」分野でも出てくる内容です。
ただしちょっと問われる点が違ってきたりしています。

そのほかリース契約についてであったり、労働基準法関連であったり考課手法であったりと企業経営をしている方、もしくは興味のある方にも有意義な内容といえそうです。
普段接している言葉などが多いのですが、それだけの知識ではやはりちょっと難しく一通りハンドブックや問題集を通しておく必要はある難易度です。
過去問題を見る限り、広く出題はされているので5科目の中で一番範囲を広げて学習をする必要はありそうですね。
ただ、深くやりだすと切りがないので、問題集・過去問に先に目を通して必要とされる深さを把握してから学習に入るほうがよさそうです。

ちょっと毛色の違った内容としてはRFIDのような1技術についてフォーカスされて出題されている年が複数あります。
RFID自体はそれほど広い内容ではないので、従来のバーコードとの違いなどに重点をおいて学習しておきたい分野です。
1科目では問題数自体がそれほど多くないので丸々取りこぼしてしまうリスクはできるだけ下げておく必要があります。

販売士1級の5科目目となる「販売・経営管理」。
順番に学習しているとしたらラストになる科目で正直お腹が一杯、過去問も気になる時期に入ってきています。

ただ、覚えてしまえば確実に得点できる分野でもあるので、ここは一歩踏ん張って試験までの約1か月を有意義に過ごす計画を立てて試験に挑みましょう。


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